Q :
酸っぱいみかんと甘いみかんはどっちが好きですか?
の質問に対して答え合わせしてみよう!
A:
a
日本の冬の風物詩といえば
「こたつにみかん」というように、
「みかん」は冬の定番フルーツ。
箱買いをして、
家族みんなで食べる
という方も
多いのではないでしょうか。
そんな身近なフルーツだからこそ、
地域ごとや
各家庭で
おいしいみかんの選び方や
食べ方に
さまざまな説がありそうです。
みかんは
値段も比較的お手頃で、
気軽に食べられる、
身近なフルーツのひとつです。
そのまま食べるのはもちろんのこと、
ジュースや缶詰、
スイーツなどにも加工されるなど、
よく口にしているという方も
多いのではないでしょうか。
みかんは
さまざまなパワーと
魅力たっぷりのフルーツですね。
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b
酸っぱい派です!!!
酸っぱいみかんかどうか
見分けるには
どうすればいいのか?
酸っぱいみかんの
見分け方についてお答えします!
酸っぱいみかんには、
いくつかの特徴があります。
みかんを買う前に
じっくり観察してみましょう!
①皮の色
みかんの中には、
青みが残っているものがあります。
青いみかんは
まだしっかり熟していないので
酸っぱいことが多いです。
また青みが抜けても、
色が薄くて
黄色っぽいみかんは
酸っぱい可能性ありです。
甘いみかんは色が濃く、
赤みも増すので
オレンジ色っぽくなるんですよ。
②丸さ
まん丸い形のみかんは、
ちょっと平たい
楕円形のみかんより
酸っぱいといわれます。
コロコロと
転がってしまう
球に近いみかんは、
すっぱさに期待大です。
③皮の表面がツルツル
皮に
あまりデコボコがなく
ツルツルのみかん。
きれいで
おいしそうな感じがしますが、
実は
これも酸っぱさのサインの一つ。
皮がツルツルなのは、
収穫までに
たっぷり水分を吸った証拠です。
水分が多すぎると、
甘みが薄く
ぼやけてしまって
酸味が引き立つんです。
どれも分かりやすい特徴なので、
ぜひ試してみてください。
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c
甘い派です!!!
甘いみかんを見分ける3つのポイント
①ヘタの色は茶色が良い!
色とサイズに注目
緑色は
新鮮なイメージがありますが、
みかんのヘタは
茶色っぽいものを選ぶのが正解。
早く収穫したものは緑色、
木になった状態で
完熟すると
茶色になる傾向があるのです。
また、
ヘタのサイズは
小さいものがベター。
大きなヘタは
水分の供給が多く、
早く成長するため、
大味になりがちです。
じっくりと
成長したものほど、
酸が抜けて
糖分が多くなります。
②皮のハリとツヤ、
きめの細かさも確かめて
皮はハリとツヤがいいもの、
やわらかく
しっとりとしたものがベスト。
パリパリとした皮のものは、
果汁が少なかったり、
味が淡白だったりします。
皮表面の小さなブツブツも重要。
これは油の細胞なので、
小さく密度が
濃いものほど
しっかり養分を取っていて、
果肉の成長がいい証拠です。
③丸型よりも扁平型!
濃い色のみかんを選ぶべし!
扁平型(楕円形)は
養分が多く
木が元気なときに
花が咲いてできたみかんで、
遅咲きのものは
丸型が多くなります。
そのため、
扁平型は酸味が少なく、
糖分が多い傾向に。
色は全体的に
濃い
オレンジのものを選びましょう。
成熟とともに始まる
色の変化は
ヘタ周りから起こるので、
この部分が
オレンジ色でないと
糖分がまだ十分に
まわりきっていないと判断できます。
こちらも
分かりやすい特徴なので、
ぜひ試してみてください。
博士 :
面白いのお!
ちなみにわしは甘い派じゃ!
みかんには
ビタミン類と
繊維質が豊富に含まれておる。
たとえば、
みかんの栄養の
代表格であるビタミンC。
みかんは
ビタミンCの宝庫とも言われ、
Mサイズ(約120g)の
みかんを2個食べれば、
1日に
必要とされる量である50mgを
摂取できるんじゃ。
みかんの酸味のもとである
「クエン酸」も、
1日の必要量が
みかん1個に含まれておる。
みかんなど柑橘類は、
その色素にも
栄養素が含まれておるぞ。
みかんの黄色の
素となっておるのが
カロテノイドじゃ。
これは体内で
ビタミンAに変わる
B-カロテンの仲間じゃ。
また、
みかんの果肉が包まれている
薄いふくろは
「じょうのう」と言い、
食物繊維の一種である
ペクチンが豊富で、
白いスジの部分は
「アルベド」と言って、
ヘスペリジンと言う
ポリフェノールの一種が
多く含まれるんじゃ。
このほかに、
ビタミン類では
ビタミンE、
色素成分では
B-クリプトキサンチン等、
みかんには
栄養がたっぷりと詰まっておるんじゃ。
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