教えてQ&A

【概要】 このブログは、さまざまな質問に対してわかりやすくお答えすることを目的としています。日常生活やビジネス、趣味、健康、恋愛などの幅広いトピックに関する質問に解答し、読者の疑問や悩みを解決するお手伝いをします。

石鹸は固形が良いですか?液体が良いですか?

Q :

石鹸固形が良いですか?

液体が良いですか?

の質問に対して答え合わせしてみよう!

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A :

a

必ず1日に一度は触れる石鹸

固形石鹸」と

液体石鹸」の

二種類があると思います。

同じ石鹸なんだから、

なにも二種類にわけないでも….

なんて思われる方も多いと思います。

そもそも石鹸の成分ってどんなもの?

石鹸の成分をお伝えする前に、

まずは石鹸の原料から

紹介していきましょう。

石鹸の基本的な原料は、

天然油脂とアルカリこの二つです。

たったこれだけと

思われるかもしれませんが、

石鹸の起源を紐解くと

羊の脂と灰の組み合わせで

石鹸らしきものが

出来上がったのです。

天然油脂と

アルカリの配合比率は無数、

この配合によって

石鹸の洗浄力や

泡立ちに変化が生じます。

肌質や使用目的により

ベストな選択をするべきでしょう。

ただ、天然油脂の種類は

たくさんあります。

オリーブオイルや大豆油、

パーム核油、

ココナッツオイルなどの植物性、

動物性を挙げるとすれば

牛脂や豚脂などです。

一般的に現在の石鹸には

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や

苛性カリ(水酸化カリウム)などの

アルカリが使われ、

油脂とアルカリが

反応を起こし

私たちが手にしている

石鹸の主成分、

石鹸素地」が出来上がります。

この主成分に

様々な成分が加わり

石鹸が誕生する訳ですが、

無添加が一番良い、

添加物なんてという方も

いるかもしれません。

ただ、

添加物が一概に悪者とは

言い切れないもの事実なのです。

肌の保湿状態を

気にかけている方はいませんか、

石鹸に含まれた保湿成分、

これもまた添加物の一つなのです。

また、

手洗い時の殺菌能力を

重視されている方もいるでしょう。

ベンザルコニウム塩や

トリクロサンなどの

殺菌剤も添加物の一つ、

一括りに悪者とするのは

少々かわいそうな気がします。


 

b

固形石鹸の特徴】

固くて減らないから

コスパが良い、

他のタイプに比べて

何となく洗浄力が強そうだ、

固形石鹸の特徴として

思い浮かべるのは

このくらいでしょうか。

反対に

長い期間放置しておくと

ひび割れを起こしたり、

泡立てるのに

時間が掛かったりという

特徴もありますが。

固形石鹸は、

油脂を水酸化ナトリウム

(苛性ソーダ)で反応させた

脂肪酸ナトリウムで

出来ています。

そのため、

厳密に言えば

肌に対する刺激性は

液体石鹸よりも少ないのです。

もっとも、

原料や配合で

刺激性は異なりますから、

実際の使用にあたっては

双方ともに

大きな差はないと言えます。

変に肌が

ピリピリするなどの

異常が続く場合には、

石鹸そのものが

肌質にあっていない

可能性が高いはずです。

添加物の成分が

異なるものか

無添加純石鹸

切り替えてみるべきでしょう。

固形石鹸は固い、

これは水分が少なく

純石鹸分の割合が高いためです。

純石鹸分

洗浄成分である

脂肪酸アルカリ塩を指し、

9割の純石鹸分を持つ

固形石鹸

液体タイプよりも

洗浄力は高いと言えます。

ただ、

脂肪酸アルカリ塩は

水に溶けることで

界面活性剤となり

洗浄力を発揮する点がポイント。

わずかな水分では

高い洗浄効果を

得ることは出来ません。

固形石鹸を使用するときは、

しっかりと

泡立ててというのは

この理由があるためです。


 

液体石鹸の特徴】

ボトルからワンプッシュでOK、

固形石鹸と違い

他者が使っていても

それほど気にならないなど

利便性の多い液体石鹸は、

油脂と水酸化カリウム

(苛性カリ)を反応させた

脂肪酸カリウムで出来ています。

脂肪酸カリウム

水に溶けやすい特徴を持っており、

純石鹸分

3割程度に過ぎませんが、

頑固な汚れや嫌な臭いを

落とす力に優れています。

また、

肌に対する刺激も

固形石鹸と比べて

それほど強いものでもありません。

ただ、固形石鹸

コストパフォーマンスを比較すると、

やや分が悪いと言えるでしょう。

一製品当たりの購入価格や

純石鹸分の割合は

固形石鹸

アドバンテージがあります。

ただ、

日頃忙しい日常においては

スピード感のある液体石鹸

ポイントが入るでしょう。

固形タイプよりは

泡立ちが速い、

嫌な臭いがすぐ落ちるメリットは

やはり捨てがたいものがあります。

じゃあ、

洗浄力の高い固形石鹸を溶かして

液体石鹸すれば

良いことづくめでは、

という方もいるでしょう。

固形液体の成分が

違うことを分かったうえで

作ってみるのは構いませんが、

あまりおすすめはしません。

なぜならば、

イメージしている製品と

同じような液体石鹸には

ならないからです。

液体石鹸純石鹸分

3割程度なのは、

それ以上割合が多くなると

固まってしまうから。

かといって

溶かす固形石鹸を少なくすれば

十分な洗浄効果を

期待することは出来ません。

固形が使いづらい、

製品とおなじではなくとも

固まっていなければ

OKという方向けであることを

予めお伝えしておきます。

固形石鹸液体石鹸

どちらにも長所と短所があり

一方が必ずしも

優れているという訳ではありません。

 

博士 :

液体石鹸

固形石鹸

メリット・デメリットを説明するぞ

主にハンドソープの種類は、

液体タイプ

泡タイプ

固形タイプ

分類されるんじゃ。

それぞれに特徴から、

用途や使用環境に

合ったものを選ぶと良いぞ。

液体タイプ

・洗浄液の濃度が高く、

泡タイプよりも洗浄力が優れる

・頑固な汚れや

臭いを落とせる泡立て

・洗い流しに時間がかかる

・洗浄力が高いために、

肌への刺激が強く

手荒れしやすいことがある

・《使い勝手・洗浄力両立派に》

魚などの生臭さが気になる、

頑固な汚れを落としたい

泡タイプ

・泡立て・洗い流しが短時間で済む

液体が飛び散る心配がない

・洗浄液の濃度が低く、

液体固形より洗浄力が劣る

・頑固な汚れには

何回も手洗いする必要があり、

コスパ面で劣る

・《スピード重視派に》

毎日頻繁に手を洗う、

小さなお子さんがいる

固形タイプ

液体泡タイプより石鹸分の含有量が多い

・洗浄力が高い

・泡立てに時間がかかる

・前に使った人の汚れや

菌が表面に付着することがあり、

衛生面が懸念される

・《洗浄力・コスパ重視派に》

少量でも汚れを

しっかり落としたい、

コストを抑えたい

 

もちろん一つの石鹸

どれだけ長く使えるかは、

各家庭の使い方によって変わるからの。

使用頻度や

家族構成などに合わせて

商品を選ぶんじゃぞ。