Q :
ラーメンで一番好まれている味は
醤油か味噌か豚骨か塩か
ラーメンは何味派ですか?
の質問に対して答え合わせしてみよう!
A : a
人を笑顔にしてくれる美味しいラーメン。
一番多くの人に支持されているのは。
好きなラーメンのトップは醤油、
次いで味噌、豚骨。
つけ麺やタンメン、
酸辣湯麺を支持する人は1割台と少数。
好きなラーメンは地域性が強い。
例えば九州・沖縄地域では
豚骨を好む人が他地域と比べて圧倒的に多く、
醤油を抜いてトップとなっている。
加工保存技術の格段の進歩や
味の探求の努力によって、
ラーメンは日本人の食生活にとって
欠かせない存在となっている。
それではラーメンを食べる人は、
どの最上位は醤油味で59.6%。
ラーメンを食べる人の6割近くは
「醤油ラーメンが好き」と認識している。
続いて味噌味、
そして豚骨味が続き、さらに塩味が4割強。
袋のインスタント麺では
醤油・味噌・塩の3パターンが定番で、
豚骨はカップ麺の普及とともに
浸透してきた雰囲気だが、
味の好みの上では塩よりも
豚骨の方が上のようだ。
続いて担々麺、
そして今流行りの魚介系や
つけ麺が名前を見せる。
タンメンや酸辣湯麺などは少数。
名前を知らない人はほとんどいないだろうが、
普段からよく見かけるか否かの点で、
上位陣とは差がついてしまうのだろう。
味をもっとも好んでいるのだろうか。
b
1位:しょうゆ(43.4%)
2位:味噌(20.2%)
3位:とんこつ(19.4%)
4位:塩(9.8%)
一番多かった回答は「しょうゆ」。
やはり王道の味が
人気だということが分かりました。
しょうゆラーメンは
何にでも合って美味しいですよね。
しかし、詳しく見てみると、
意外なことが発覚しました。
全国的にしょうゆが多数派を占める中、
九州では約7割がとんこつ派。
熊本県の87%を筆頭に、
九州の7県が、とんこつ派の割合が
高い県の上位を独占しました。
とんこつをベースにした
熊本ラーメンや博多ラーメン、
焼きラーメン等と、
九州にはとんこつラーメンが
浸透していることが理由として考えられます。
こってりしたとんこつラーメンも欠かせません。
最近では、
とんこつラーメンのお店も増えていますよね。
一方、味噌の割合が高かったのは、
味噌ラーメンが名物の北海道。
約4割が味噌派でしたが、
意外にも最も味噌を選ぶ割合が
高かったのは岩手県でした。
なぜ岩手県なのかは解明できていませんが、
東北や北海道で味噌ラーメンが人気でした。
塩と答えた人が多かったのは高知県。
高知県ではしょうゆと答えた人と
塩と答えた人の割合(40.0%)が同じでした。
さっぱりとした塩ラーメンも美味しいですよね。
さらに、
とんこつ派は関東13%、
近畿20%、
中国25%と九州に近づくにつれて増加し、
味噌派は近畿14%、
関東23%、
東北33%と
北へ行くほど人気が高まることが判明しました。
c
日本人の国民食ともいえる「ラーメン」は、
誰もが一家言持っている食べ物だと言っても
言い過ぎではないでしょう。
醤油に塩、味噌、豚骨などのスープの種類、
あるいは細麺か太麺か、
つけ麺に油そばに混ぜそばに……
挙げ出したらキリがありません。
その中でも、
「こってり派かあっさり派か」。
一口にこってりかあっさりかと言っても、
それぞれに実にさまざまな
ラーメンが存在しています。
たとえば「二郎系」や「家系」などは、
こってり派の代表ともいえるラーメンジャンル。
スープだけでなく
大ぶりのチャーシューなどの
トッピングもあわせて、
どっしりと重厚感がある
「こってり」はやみつきになる味わいです。
一方、
「あっさり」にもいろいろな
バリエーションがあります。
海苔にメンマにナルトに……
という「昔ながらの中華そば」系もあれば、
最新の流行を取り入れて作られた
「淡麗系」のような見た目も美しいラーメンも。
透き通ったスープは飲み干しても罪悪感が少なく、
毎日でも飽きずに食べられるような魅力があります。
あっさり派 63.4%
こってり派 36.6%
博士 :
カレーや牛丼と並んで、
今や日本の国民食と言っていい程の
存在となったラーメン。
海外を含め熱狂的なマニアが多数おり、
その種類やスタイルのヴェリエーションも極めて多彩じゃ。
健康的にラーメンを食べるなら何味が良いのか?
栄養バランスなどを考えれば、
ちゃんぽん麺や五目ラーメンのように
具の多いものがおすすめじゃぞ。
ラーメンが体にとってマイナスとなるのは、
脂質過多やカロリー過多よりも
圧倒的に塩分過多の部分じゃろう。
そうなるとこれはもう、
ほぼ全滅に近い状態になってしまうわい。
とくに日本人は塩分の摂り過ぎ
(スポーツやトレーニングシーンは除く)
が問題になっておって、
元来年齢によって異なるが、
男性なら一日8g以内、
女性で7g以内が目標量とされおって、
仮に高血圧対策であったりした場合は、
6g未満とされておる。
ところが実際は男性で11gほどで、
女性でも10g近く摂取しておるんじゃ。
つまり、常に塩分の
摂り過ぎ状態にあるというわけじゃ。
ラーメンの場合、
醤油、味噌、塩などいろいろあるが、
ほとんどが一食で10g前後も含まれておって、
たった1杯で一日の許容量を
楽々と超えてしまうわけじゃ。
健康によさそうな五目ラーメンなどの場合は、
具からの塩分も加わるために
塩分がたっぷりと入っておって、
この観点からは健康的とは言い難くなるの。
あえて比較するなら、
じつはとんこつラーメンの塩分が
比較的少ないそうじゃ。
なら、
とんこつラーメンを中心に
食べるようにするかというのは少し早計じゃな、
やはり対策の第一は
スープを極力飲まないことじゃろう。
ラーメンのスープは
じつに手間暇をかけた傑作じゃが、
体のことを考えた場合は
スープを減らすのが
一番手っ取り早いと言えるじゃろう。
じゃが、
スープ以外の具
(チャーシュー、野菜など)にも
結構な塩分が含まれておるから、
基本的には塩分の多い食べ物であることには
変わりありゃせん。
第二の対策は、
ラーメンを習慣にしないことじゃろう。
おいしいラーメンを堪能するのは
喜びそのものかもしれんが、
そこを除外することはせず、
ただし
食べる頻度は抑えていくようにな。
少しアルコールのケースと
似ているかもしれんの。
何味のラーメンとするよりも、
スープは控えめにして
食べる頻度を落とすのが、
より現実的で体に良い
ラーメンの食べ方じゃと思うぞ。