教えてQ&A

【概要】 このブログは、さまざまな質問に対してわかりやすくお答えすることを目的としています。日常生活やビジネス、趣味、健康、恋愛などの幅広いトピックに関する質問に解答し、読者の疑問や悩みを解決するお手伝いをします。

貸株って何ですか?

Q :

貸株って何ですか?

また、メリットデメリットはありますか?

の質問に対して答え合わせしてみよう!

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A :

a

株式投資の利益は、

売買によって差益を得るキャピタルゲイン

配当金によるインカムゲインが基本です。

しかし

貸株サービスを利用すれば

それらに加えて、

他者に株を貸し出すことによる金利

いわば

株のレンタル料で

利益を得ることも可能になります。

b

貸株サービスとは、

保有している株を

証券会社に貸し出すことで、

期間に応じた

金利が受け取れるサービスです。

簡単に言うと、

株のレンタル料がもらえると言うことです。

貸株の主なメリット

 

貸株金利を受け取れる

・貸出の期間が設けられていない

・貸出中も自由に売却できる

信用取引口座でも貸株サービスを利用できる

 

貸株をおこなう最大のメリットは、

貸株金利を受け取れることです。

貸株金利は証券会社ごと

銘柄ごとに異なりますが、

年利0.1~0.2%のものが最も多いです。

例えば100万円分の株式を保有しており、

年利0.1%で貸し出せば

年間の利益は1000円です。

大した利益ではないかもしれませんが、

それでも

銀行預金などと比べると金利は高く、

株を長期保有して

遊ばせておくぐらいなら

貸株に出して

1円でも多く稼ぎましょう。

また、

ほとんどの銘柄は

年利0.1~0.2%ですが、

中には年利1%以上

ボーナス金利をもらえる

お得な銘柄や

年利10%を超える

レアな銘柄もあります。

そういった

思わぬチャンスがある点からも、

貸株サービス

使わない手はありません。

 

貸株は、

一定期間以上は必ず貸したままにしておかなければならない

一定期間経過したら、貸出期間は終了してしまう

といった、

貸出期間の制限が特にありません。

制限はないので

国内株式で中長期投資をおこなうなら、

ぜひ貸株をフル活用して

その利益を享受するようにしましょう。

 

貸株サービスでは

株を貸出している最中でも、

その銘柄を通常と同じように

売却することができます。

売却するために

わざわざ貸株

解除する必要はありません。

 

多くの証券会社で、

信用取引口座でも

貸株サービスを利用できます。

そのため

代用有価証券になっているもの、

もしくはそれ以外の余剰株式も、

貸株サービス

有効活用することができます。

貸株の主なデメリット

 

・貸出している間は株主優待を受けられない

配当金が配当金相当額(雑所得)になる

・貸出中に証券会社が倒産したら、貸株は返ってこない可能性がある

・単元未満株やNISA枠の株は貸株の対象外

 

株を貸出している間は、

株の所有者が証券会社または

機関投資家に移っています。

そのため、

優待の権利確定日に

貸出したままにしておくと

株主優待を受けられません。

しかしこのデメリットは、

株主優待の権利確定日前に、自ら貸株を解除する

貸株をおこなう際に、株主優待優先設定

株主優待があれば、権利確定日前に貸株を自動解除してくれる設定)

をしておく

このどちらかをおこなうことによって解消できます。

 

株を貸出している間は、

株の所有者が証券会社に移っているので、

株主優待と同じく配当金も受け取れません。

しかし配当金の場合は

株主優待と違って、

配当金相当額源泉徴収された配当金と同額)」

として証券会社から支払ってもらえます。

ただ、

配当金相当額

通常の配当金と違って、

税区分が「雑所得」となります。

そのため、

通常の配当金と比較すると

・配当金控除の対象外になってしまう

・株式等の譲渡損と通算できない

申告分離課税ではなく、総合課税の対象になる

といった違いが出てきます。

特に総合課税になってしまう点が

デメリットして大きく、

自身の給与所得などの状況によっては、

通常の配当金よりも

多く課税されて配当益が

目減りしてしまうことも考えられます。

しかし、

このデメリットについても

株主優待と同じく、

配当金の権利確定日前に、自ら貸株を解除する

貸株をおこなう際に、株主優待優先設定

株主優待があれば、権利確定日前に貸株を自動解除してくれる設定)

をしておく

貸株をおこなう際に、権利取得優先設定

株主優待の有無にかかわらず、権利確定日前に貸株を自動解除してくれる設定)

をしておく

このいずれかをおこなうことによって解消できます。

 

普段、購入して証券会社に

預かってもらっている株式は、

証券会社の資産と分けて管理されています。

そのため

万が一証券会社が倒産したとしても、

確実に手元に返ってきます。

しかし貸株の場合は

保護対象にはなっていません。

そのため

返還請求をする権利はあるものの、

必ずしも返ってくるとは限りません。

大手ネット証券などなら

突然倒産してしまうということは

ほぼないかと思われますが、

倒産時のリスクがあるということも

念のため知っておきましょう。

 

博士 :

貸株というのは、

投資家が保有している株を

証券会社が一時的にお借りして、

その代わりに貸株金利

支払いするサービスじゃ。

金利は銘柄ごとに証券会社が定め、

高いものだと

年利10%以上の銘柄もあるんじゃぞ。

株主優待配当金に関するデメリット

対策をすることで解消できるの、

それ以外のものも

致命的なデメリットではないの。

それよりも

貸株によって1円でも多く

利益を得られるという

メリットの方が大きい、

長期保有して

株を放置しておくぐらいなら、

貸株を有効的に

活用すると言う考え方もあるんじゃ。